2019/04/26 18:30
音楽番組は果たしてどのような影響力を持っているのか、Billboard JAPAN Hot 100の各指標(CDセールス、ダウンロード、ストリーミング、ラジオ、Look Up、Twitter、ミュージックビデオ、カラオケ)のポイントを基に分析してみた。
かつて音楽番組では、最新の楽曲を引っさげ登場したアーティストがパフォーマンスやトークをするスタイルが主流だった。しかし現在では、ストリーミングサービスやYouTube等の動画サイトで過去の楽曲も含め簡単にアクセスできることもあり、音楽番組でも過去の楽曲や知られざる名曲を紹介する場面が増えてきたと感じる方も多いだろう。各音楽番組で多様な特徴を持つ昨今だが、今回の分析は、音楽番組がもたらす影響力も同じく多様なものなのかを探ってみる試みである。
分析する番組は、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)、『うたコン』(NHK)、『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)、『バズリズム02』(日本テレビ系)、『COUNT DOWN TV』(TBS系)、の5つとし、各番組が2018年12月~2019年2月までに放送した回でパフォーマンスされた楽曲を対象とした。
分析の結果、特にストリーミング指標に影響を与える音楽番組や、特にTwitter指標に影響を与える音楽番組など、音楽番組によって影響を与えるのが得意な指標が見えてきた。その影響力は、たとえ同じ楽曲を紹介したとしても、紹介する音楽番組が違うことで、その後の指標の変化が異なる程であった。例えば、とある曲を『ミュージックステーション』と『関ジャム 完全燃SHOW』で紹介したとき、『ミュージックステーション』ではTwitterやCDセールスの指標に特に影響が出たが、『関ジャム 完全燃SHOW』ではそれがLook Up(CDをPCに取り込んだ回数)の指標だった。
詳しい分析の方法、その結果に関しては、特集ページでまとめられている。
◎特集概要
“音楽番組の影響力とは?~Billboard Hot 100から分析してみる~”
http://www.billboard-japan.com/special/detail/2653
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